火災が起こった場合、人が退避する時間で人命が救われるかが決まってくると言われています。新築の場合難燃溶液を木材に注入しますが、既存の建物では出来ません。
従来酸化アンモンを助剤として三酸化アンチモンの混合物を木材に塗布し、難遠性を高めてきましたが、薬品規制の関係から脱三酸化アンチモンが検討され始めています。
このような背景からハロゲンと三酸化アンチモン以外の原料で難燃塗料を開発しました。
Fire Stop-1未塗布 杉材
Fire Stop-1塗布 杉材5回塗り
※塗布後の木部の質感は変わりません
Fire Stop-1未塗布 バーナー燃焼後
Fire Stop-1塗布 バーナー燃焼後
※燃焼後の木材表面の違い・・・約9分の防炎効果の結果
燃焼直後
燃焼直後
数分後
炎がも広がっています
数分後
炎がも広がっていません
9分後の表面状態
難燃剤は木部にありません
9分後の表面状態
難燃層(チャー形成)が形成され穂能を遮断しています。
難燃持続はこの難燃層の厚みせ決定されます。
※不燃材は難燃剤に長期浸漬する事で厚みを確保します。
1)水性であるため、環境負荷がなく、臭気もない安心安全な材料です。
2)不燃化木材と比較して安価である。
3)簡易に木材の難燃化が可能であり有毒ガス等は発生しない。
4)大がかりな設備が不要である。
Fire Stop-1は下塗剤(難燃化剤)と上塗剤(白化抑制剤)の2種類から構成されます。
下塗剤としてはリン酸エステルが主成分ですがイントメッセント(熱膨張剤)を併用しています。
上塗剤は、ゾルゲル法の水性無機材料です。
難燃化剤 下塗剤 杉材5回塗布 250g~300g/㎡
下塗剤の塗布間隔2時間以上
上塗剤は下塗剤塗布後6時間以上
上塗り剤 杉材1回塗布 50g~100g/㎡
下塗剤はリン酸エステルが主成分ですがイントメッセント(熱膨張剤)を併用しています。
上塗剤はゾルゲル法の水性無機塗料です。